GT-Rの雨漏り修理です。

GT-Rの雨漏り修理です。

タイトルの通り、ただ事ではない症状で入庫いたしましたのは、弊社の大株主T様のGT-Rです。

洗車時や、雨が降った時にトランク内が濡れるとの事です。

過去に何台かトランク雨漏りのGT-Rを見たことがあった為、今回も同じような症状かなと思ったのですが。。。

 

 

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ジャパニーズスーパーカーのGT-Rも、初期型はもう10年選手です。

そろそろこういったケアも必要なお年頃ですね(^▽^;)

さて、さっそく漏水テストを行います。

 

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ぼたぼたぼた~Σ(゚д゚lll)

 

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待て待て!結構な量だぞコレ、どこから浸水してるんだ??(((((( ;゚Д゚)))))

 

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柳田さんの左斜め下、何だか厄介なところから浸水してます。。。

パネルの継ぎ目。。。?

 

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とりあえずリヤバンパー脱。

(サクっと取れているように見えるでしょ?GT-Rのリヤバンパー外し、実際はかなり大変です。。。(´; ω;`)ゼンゼンハズレネェ。。。)

 

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ん~。。。??

特に怪しい部分はない。。。

当然、リヤ周りに修復歴なんかもないし。。。

 

 

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。。。

ナンでここが錆びてるんだ?? ( ̄Д ̄;;

何の気なしに触ってみると。。。

 

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ここだ。。。カタカタ揺れとる(´Д`;)マヂデスカ。。。

 

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高級スーパーモニター、丸見え君で裏側を確認。

剥がれてはいけない溶接ナットが取れてます。。。

ダンパー側のボルトに緩めようとした跡はないように見えたのですが、過去に取り外したのかな。。。

しっかりとボルトが締まっていれば、溶接が割れても揺れることはないだろうし。。。(´ヘ`;)ウーン。。。

 

テールランプ下に流れ込んでボディ下部に排出されるハズの水が、

泥汚れなどで滞留、水かさが上昇、溶接の剥がれたトランクダンパーのボルト部の隙間からトランク内に浸水って具合ですね。。。

しかし、ここを完璧に補修するとなると多分クォーターパネルを取り外すか切開するしかない。。。

そんな事はできる筈もないので、

 

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間違った工具の使い方の代表例と呼ぶに相応しいこのような治具を駆使し、なんとか裏側のナットにアクセスします(;´ρ`)

 

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修理完了。

ちょっと見た目がアレですが、浸水を止めてサビの発生を防ぐ事が最優先ですから(汗

 

今回はちょっと驚いたな~、こういった事もあるんですね~ (゚ー゚;A

なんにせよ、梅雨入り前に対処できてよかったです^^

 

スタッフNでした~(・∀・)ノシ